リサプライ

Resupply

リサプライは、途中で食料や日用品などを供給することを言う。近くの町で購入したり、送っておく方法がある。私たちは、5日から10日分の食料や日用品をリサプライポイントに送っておいた。主な物は日本から持ち込んだ乾燥米、インスタント味噌汁、カロリーメイト、ラーメン、飴などにアメリカ製のフリーズドライ食品、トレイルミックス、パワーバー、ビーフジャーキー、ティシュペーパー、小袋の洗濯用洗剤だった。リサプライポイントはゴスホックの地図で探す。トレイルの近くでなるべくヒッチハイクの必要のないポイントを選んだ。一日に歩く距離を20マイルとして、5日から10日分ごとにリサプライポイントを決める。次に日数ごとに仕分けし、箱に入れる。箱は、ポスト・オフィスで無料(フリー)でくれるラージフラットレイトボックスを主に使った。ラージは縦、横が約30cm、高さ15センチである。重さに関係なく17ドル少しでUS国内を配達してくれる。ラージより小さいミデアム(22×28×15)もある。郵便が配達しない地域はゴスホックスにUPS(ユーピーエス)onlyと記されている。ポスト・オフィスのラージ・フラット・レイトボックスは、UPSでも使える。

USPSとUPSの略号はよく似ているが、USPSは、一般にポスト・オフィスと呼ばれているアメリカ合衆国郵便公社( USPS = United States Postal Service)で、UPS( ユー・ピー・エス = United Parcel Service)は、民間の貨物運送会社だ。

途中の町で購入すると、大きな町のスーパーより品数が少なく、単価が高い。特にリゾート地の商品、例えばパワーバーの価格は都市のスーパーの倍もする。大きな町に立ち寄った時は、そこからリサプライ品を購入して送った方が安く済むことがある。最も、便利で安上がりな方法は、REIのウェブサイトで注文して立ち寄り先に送ることだ。一度の注文で50ドル以上なら送料は無料で、REIのメンバーになれば8パーセント還元される。Wi-Fiが通じる場所であれば、携帯でどこからでも注文できる。

日本から国際郵便で送るとかなり高いので勧められない。航空会社によっては、23キロまでの手荷物が2個まで無料なところもあるので、乾燥米や味噌汁といったものをできるだけ持ち込み、それらをサンディエゴなどの出発地点で発送し、残りはREIのアメリカ製のフリーズドライ食品と立ち寄り先での購入を組み合わるのが最も良い方法だと思う。

また、パッケージのテープは透明の物を使う。ガムテープやダクトテープは使えない。燃料は、ガス缶などの燃料は送れない。ハイカーボックスには、燃料の残ったガス缶や未開封の食料などもあるので、購入する前にチェックするとよい。

ポスト・オフィスで無料で手に入るフラットレイト・ボックス。ラージ(左)とミディアム(右)