ソノラ・パス Mile 1018.4は１０８号線の峠で、シエラ・ネバダ山脈を横切るハイウェイの中で，最もこう配が急で，道幅が狭くてカーブが多い。そのため、大きな町まで車で１時間半もかかる不便なところだ。しかし、ツオルムン・メドウスの次に車道に接することから重要なリサプライのポイントになる。不便であるが、ここにはいくつかのリサプライの選択肢がある。
まず、８ Mile 西のケネディ・メドウス（ノース）のリゾート・ランチでは，ハイカーのリサプライを受け付けてくれる。ケネディ・メドウスは，エミグラント・ウィルダネスのトレイル・ヘッドにあるキャビンとパックステーション（乗馬のツアー）のリゾート施設は。レストランと売店があり，ハイカーのパッケージを有料で預かってくれる。ゴスホック（GOTHOOK’S HIKING GUIDES）のコメントでは，売店の品数は十分で，不要なベアキャニスターを送り返せるほか，洗濯，シャワー，宿泊もできるという。私は、ここをトレイルヘッドにしてエミグランド・ウィルダネスを歩いたり、車で立ち寄ったことがあるが、人気があるらしくわりと混雑していた。ケネディ・メドウスへの交通は、ヒッチハイクしかないが、急なカーブで車がスピードを落とす峠の頂か，少し西に下った見通しの良い駐車場の出入り口が車を捕まえやすいと思う。交通量は少ないが、積雪のあるときは、そこより少しハイウェイを下ったところに、雪遊びができる場所があり、車の出入りもある。
また、峠を西に下り395号線を南に行くとブリッジポートBridgeportが、北に行くとウォルカーWalkerの町がある。どちらも小さな町であるが、ブリッジポートはモノカントリーの郡都で、裁判所をはじめ、博物館、図書館、銀行、コインランドリー、郵便局などがある。この町の郊外、395号線を南に1.5マイル行ったところに温泉があり、2018年の夏に、そこで疲れを癒したというハイカーを拾ってソノラパスまで乗せた。この温泉の噂は何度も聞いたが、一度も立ち寄ってなくて残念だが、次は必ず行ってみようと思う。ウォルカーはブリッジポートより更に小さな町であるが、数軒のレストランと食料雑貨店、ホテルやRVパーク（キャンプ場）があり、ゴスホックによれば、ハイカーフレンドリーな町だという。
ソノラ・パスの駐車場には，トイレと木立に囲まれたピクニックテーブルがある。ここにシーズン中に昼間のみ営業するのが、ソノラ・パス・リサプライ（sonorapassresupply.com）で、トラックにハイカーが必要とするフリーズドライ食品や燃料などを積んで駐車場でハイカーを待っている。事前にネットで注文することもでき，ベアキャニスターを送り返してくれる。商品の値段はＲＥＩや町での購入する場合と変わらない。2018年のシーズンも営業していたという書き込みはあったが、閉店の噂も聞いた。利用するなら事前にウェブサイトでチェックする必要がある。
また，近くのジェームス・タウンに住み，日本人ハイカーの手助けをしているテッドさんによると，軽食や食料品を販売する「ソノラ・パス・カフェ」のトラックも来るという。
NORIANDHIRO 