クレーター・レイク

クレーター・レイク Mile 1834.2
マザマ・ビレッジ Mile 1829.5(1847m)から森の中の急峻なトレイルを5マイル(3時間)登ると、標高2160mのリム・ビレッジに着く。広い駐車場とカフェを横切ってリム(カルデラの淵)に出と、真っ青な水面が眼下に広がる。だれもが湖面の深い青にため息をつき、「なぜこんなに青いのだろう」と、考える。その秘密は597mの水深にあるらしく、クレーター・レイクは、世界で7番目、米国では最も深い湖だ。また、流入や流出の河川がなく、水がきれいで澄んでいるからともいう。地元の人々がクレーター・レイクという名を好んだことからこの名がつけられたが、実際はクレーター(噴火、爆発、隕石の衝突)でなく、約7千年前のマザマ火山の噴火でできたカルデラ(火山の頭頂部の陥没でできたくぼ地)湖である。
PCTは、リム・ビレッジから6マイルは、リムに沿ったトレイルを通る。ここは、ペットやストック(馬など)は通れない。また、しばらく水がないのでリム・ビレッジのカフェでもらう。リムの近くはキャンプ禁止で、1836.5のライトニング・スプリングスJCTからハーフマイル西にテントサイトがある。

クレーターレイク

クレーターレイク

マザマ・ビレッジのキャンプ場を8時に出発。登りはけっこうきつくて、5マイル先のリム・ビレッジに着いたのは11時頃になっていた。今朝は、珍しくテントが結露して濡れてしまった。ちょうどよい具合に、濡れたテントをカフェの外のテーブルやフェンスで乾かす。その間に、カフェでホットドッグとサラダで昼食をとった。この先水がないので、カフェで水をもらえるか頼んだら、炭酸飲料の販売機で入れさせてもらった。
カフェの先の展望台に出ると、真っ青な湖が眼下に広がる。湖の青さに感激。アメリカに来てたくさん湖を見たが,こんなに濃い青の湖を見るのは初めてだ。500mという水深が濃い青の秘密だという。その日は,夕方近くまで淵に沿ったトレイルをゆっくり歩き,湖の風景をいろいろな角度から楽しんだ。

クレーター・レイク
リムに沿ったトレイル