パーミット

Permit

アメリカでは、PCTをはじめ主な国立公園や国立森林でキャンプを伴う山行には、パーミットと呼ばれる許可証が必要だ。Permitの目的は、ハイカーに環境の保全と自身の安全のための様々なルールやマナーを順守させることにある。Permitに記されたルールを守ることを了承し、サインをして発行される。

Permitは希望する全てハイカーに与えれるものでなはない。Quota(定数)という入山枠があり、訪問者の多いトレイルでは、一つのトレイルヘッド(登山口)からの一日の入山者数を決めているPCTのサウスターミナスは一日60人)定数があるところは、ネット、ファックス、あるいは電話で先着順に受け付けてくれるが、ホイットニーポータルからの入山など、人気の登山口は抽選に当たらなければ発行されない。

PCTのパーミットは、ネットで先着順に受け付けてくれる。ハイカーは、メールで返送されたパーミットをプリントして携行する。一般の国立公園(Natuial Park)や国有林(National Forest)の場合、メールで送られた予約の確認書を所轄のビジターセンターに持参し、レンジャーの前でサインをしてPermitを発行してもらう。

入山枠のない国有林もある。ヨセミテの北に接するエミグランド・ウィルダネスは、トレイルヘッドに定数がなく、予約も必要ない。当日あるいは前日にレンジャーステーションに行けばパーミットを発行してもらえる。

また、トレイルヘッドに備え付けのカードに記入して、一部はポストに入れ、もう一部はパーミットとして携行するSelf-Issued というセルフサービスのパーミットもある。