ビッグサムを経由するお勧めサイド・トレイルがある。ゴスホックの地図にはないので、下の写真をコピーしておくとよい。ドロシー・レイクの手前のボンド・パスJCT(ジャンクション) Mile 996.4からボンド・パスへ向かう。サミット・メドウからエミグラント・パスを超え、ハイ・エミグラント・レイクへ行く。この地図にビッグサムの表示はないが、標高10825(feet)がビッグサムの頂だ。ハイ・エミグラント・レイクまで行くと正面にビッグサムとスイッチバックのトレイルが見える。
ビッグサムを越え、ケネディ・クリークの源流を過ぎると Mile 1008.1のJCTでPCTに戻る。この間、PCTは森の中にあり、いくつか小さな湖を巡るが、風景は単調だ。広大なウィルダネスの原風景やビッグサムのパノラマを楽しむならこのサイド・トレイルを選んだ方が印象に残るだろう。それでもPCTから離れたくないハイカーは、 Mile 1008.1のJCTからの往復を勧める。JCTからエミグラント・パス方向に進み、2~3時間の登りでビッグサムの頂に着く。
ハイ・エミグラント・レイクのとなり(西)の小さな湖(名前がない)はキャンプに最適のきれいな湖だ。この湖の下に、エミグラント・メドウ・レイクがあり、そこからミドル・エミグラント・レイク、そしてのこの辺りで一番大きなエミグラント・レイクへと続く。しかし、ハイ・エミグラント・レイクからエミグラント・メドウ・レイクまでトレイルで行くとかなり大回りになる。この小さな湖の少し南からエミグラント・メドウ・レイクが見えるので、原野を突き切れば早い。目的地を目視できるので、難しいオフトレイル・ハイクでないが、途中にクリークがあり、水が少ない時は飛び石の上を渡れるが、雪融けの増水時には通れなくなるので注意を。
PCTから離れたくない方は、 Mile 1008.1の合流点までほぼ森の中にあり、広大なウィルダネスの草原やビッグサムからのパノラマの方が印象的である。なお、欲張りであるが、ドロシー・レイクは西岸(手前)からがきれいなので、湖を見てからエミグラント方面行きを進める。
*エミグラント・ウィルダネスの詳細は、http://noriandhiro.comのウェブサイトで